鋼管杭とは

鋼管杭Q&A

既設構造物からの最小離れはどの程度確保すればよいか?
 既設構造物からの最小離れについては、施工機械、施工法、地盤条件及び既設構造物の種類等の現場条件を基に検討する。ただし、地盤条件や既設構造物に対する検討方法については、FEM解析などにより確認している報告もあるが明確な方法が確立されていないのが実状である。

①既設構造物との離隔距離
 「杭基礎施工便覧」(社)日本道路協会H19年1月版には、「安全な施工を行うために、既設構造物との離隔距離は、使用する施工機械の外面より0.3m程度以上確保することが望ましい。杭の径や種類により、使用する施工機械の大きさも異なるため、施工機械の配置には十分注意する必要がある。また、杭の施工による騒音・振動などの近接構造物への影響は別途計算する必要がある。」と記述されている。

②施工方法から決まる最小離れ
 施工方法から決まる最小離れについては、日本道路公団、首都高速道路公団やJR等多くの指針により示されています。ここでは、一例として「近接基礎設計施工要領(案)」(建設省土木研究所)の内容を示します。

○場所打ち杭の場合  
 場所打ち杭の根入れ深さをD2とし、深さ D2、幅3b2の領域。ここで、幅b2は、場所打ち杭の杭径を示す。

○既製打ち込み杭工法(鋼管開端杭)の場合
 影響範囲は、特に設けない。ただし、既設基礎が杭基礎で、杭中心間隔が25b(b:既設基礎と新設基礎の杭径の大きいほうの杭径)以内のときは群杭としての検討を行う。

なお、中掘り杭については、記述された指針がなく、一般的には

  • FEM解析により、既設構造物への影響が無いことを確認する。
  • 既設構造物のへの影響を計測しながら施工する。

等の方法が取られている。