鋼管矢板とは

鋼管矢板基礎Q&A

設  計
有限長梁と仮想井筒梁の計算方法の詳細な使い分けは?

 道路橋示方書では以下の3つ条件をすべて満足する時、有限長梁の計算法を用いても良いとなっています。

  • B≦30m
         B:井筒部載荷方向の基礎幅(m)
  • L/B>1
         L:井筒部の鋼管矢板長さ(m)
  • ß・Le>1
         ß:特性値(m-1
         Le:基礎の有効根入れ長(m)

 以上の条件を満足する場合、井筒は曲げ変形が卓越し、基礎の単独杭としての応力状態に近く、継手のずれ変形の影響を合成効率により基礎の曲げ特性を評価した弾性床上の有限長梁として計算しても十分な精度が有ると判断されます。
 これ以外の条件では、井筒はせん断変形が卓越し、合成効率による一律な継手のせん断ずれ評価では計算精度が得られなくなるため、仮想井筒梁による計算方法を用いなければなりません。
 なお、小判型などで橋軸方向が以上の条件を満たし有限長梁計算が可能となっても、直角方向が条件を満たさない場合には、2方向とも仮想井筒梁の計算をするのが望ましく、また、特殊な形状についても仮想井筒梁による計算方法を用いるのが良いと思います。